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leo9ball Column

9ballではなくて1ballじゃん、なんて突っ込まれると汗がでます
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No.15 椎名誠の「旅と読書」

先日、といってももう2週間前のこと。
高校時代からの友人に誘われて椎名誠の講演会に行ってきました。
テーマは「旅と読書」。

正直なところ、椎名誠の本は高校の時に数冊読んだ程度で全然覚えてない。
けれどもテーマに興味を持ってしまったので、誘われた時すぐに「行く!」
と友人に返事をした。
(その意欲の割に、前日友人からの電話があるまで忘れてたのですが)

開演時間、彼が壇上に上がる。スポットライトが彼の顔を照らす。
「顔黒ッ!!」
心の中でそうつぶやいた。

ぽつぽつとおとなしく話し出す。
こんなに大人しい話し方をする人なのかなと思いながら話を聞く。
原稿は無し。その代わりに数冊の本を手元に置いてあり、
その本の話をすすめていく。

移動するロプ=ノール湖の話。
タクマラカン砂漠の意味。
井上靖のおろしや国酔夢譚の話。
江戸時代の漂流した船の話。
こんな話を聞きながら時々シュリーマンや
ヘイエルダールのことを想像していた。

話が変わり、今度は彼がしてきた旅の内容。
どうも話を聞いていると、自分がしてきた旅とは
(当り前だが)まるで次元の違う内容で、辺境地と言われるような場所ばかり。
行き方も一つ間違えば死んで終わりと思われるような場所。
そんな辺境地で彼がみた地球の姿、といった感じの話に聞き入った。
(この頃は椎名さんも慣れて大人しくなくなってたし)

なんて言えばいいんだろう。
自分の知らない場所を彼が話す。
言葉を聞きながら自分の頭の中で映像化してみる。
それだけでもう「スゲェ!ナニコレ!?」と言いたくなるような
自分の知らない世界がでてくる。

高さ500m、幅1.5km(だっけな)の氷の塊が氷河から
押し出されて海に崩れていくところ。
星空がうるさいくらいに眩しいところ・・・。

脳内映像化のための話をどんどんしてくださいネ。
想像するたび「うひょお!」
そんな作業の繰り返しでした、私の頭。

ナマで見てみたいです。地球が生きていると実感できるような景色。

本も買ってないのに握手してもらっちゃって、いやぁー。(珍しくミーハー)
(2004/7/6up)




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