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leo9ball Column

9ballではなくて1ballじゃん、なんて突っ込まれると汗がでます
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No.3  旅と老人

 「旅」という言葉とほかの言葉をつなげ合わせてみると、
多分いくらでも旅の楽しい雰囲気をかもしだすようなテーマができると思うのだけれども
(例えば「旅と酒」でもいいし、何でも良い)、ふと思うところがあるので今回はこんなテーマで。

ここ2年くらいの間に旅した中で自分の中で重要な存在になってきているのが、 その土地その土地で言葉を交わした老人達。 だいたい老人達と会話があった旅は楽しく過ごせたと思う。 こんな事を考えるようになったのは飛騨高山に行ってからだと思う。

高山の朝市のおばあちゃん達を見て、「あぁ、なんか元気なおばあちゃん達だ!」って思った。

九州の菊池川のほとりにいたおじいちゃん達も元気だった。
(方言が聞き取りにくかったけど)

四国の佐田岬の灯台でビールを売っていたおばあちゃんは、 目がとても澄んでて綺麗でとってもイイ顔をしていた。
あんなに綺麗な目をしたおばあちゃんは初めてだったなぁ。 綺麗な歳の重ね方をしたんだろうなぁとも思った。

沖縄の黒島のオジィはとても誇らしげに仲本海岸のことを話してくれてカッコよかった。

石垣島で野菜を売ってたオバァはとってもチャーミングだった。

牡鹿半島の先っちょの食堂のおばあちゃんは鯨を捕まえていた頃の漁師の話を聞かせてくれた。

買い物をしがてらいろんな話をしてくれるから、 ついつい話を聞きながらもうちょっと何か買おうかな、 なんて気がしてくる。
売りつけようとする勢いが強いオバサンの売り物は見る気になれない。
買わされない様に注意しようなんて思ったりする。
まるで「太陽と風」。
でもおばあちゃん達からはそれほどギラギラとした意思を感じないから、 ちょっと売り物を見ながら話しかけるといろんな話をしてくれたりする。

老人達が活躍しているところは、活気があるような気がするし、 いろんな話をしてくれるから楽しい。
老人達が活躍できる場所を、町がもっと提供できればいいのになと思う。(2003.10.16)


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